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今週の進学ニュース/10.17-10.23

新型インフル感染受験生に追試 国立8大学が救済策 …2009/10/18 朝日新聞
 新型インフルエンザの流行で試験を欠席した受験生のために、お茶の水女子大など8国立大が来春の2次試験で追試験を行うことが朝日新聞の調べで分かった。追試験の方向で検討中の大学も7校あった。従来、国立大は病気を理由にした救済措置はとっておらず、異例の措置となる。国立大学協会は「追試験をするとしても今回に限った措置にすべきだ」としている。
 10年度入試のシーズンに、新型インフルエンザが流行した際の対応について全国の国立大82校にアンケートし、74校から回答を得た。
 追試験を「実施する」と回答したのは、お茶の水女子大のほか、弘前、宮城教育、東京海洋、名古屋工業、徳島、九州工業、鹿屋体育の8大学。前期日程のみの鹿屋体育大以外はいずれも、前期・後期の両方で実施するという。また、「検討中」と答えた65校のうち、岩手、兵庫教育、鳥取、広島、香川、高知、長崎の7大学が「追試験をする方向」だった。東大、京大は未定という。東京芸術大は、実技試験に2週間以上を要するため、実施しない。

 
 入試問題作成には時間を要するため、名工大・九工大では既に追試験用問題を作り始めたそう。また、公立大学協会では、10年度に限り新型インフルエンザ以外の病気であっても医師の診断書があれば追試が受けられる方向で検討中とのこと。
 
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帝京大:ヘリのパイロット養成コースを理工学部に開設  来年4月に/栃木 …2009/10/22 毎日新聞
 帝京大は来年4月、ヘリコプターパイロットの養成コースを理工学部航空宇宙工学科に開設する。学士(工学)の資格に加え、ヘリパイロット免許が取得できるコースは、4年制大学として日本初という。
 同コースは、2年終了時までに自家用操縦士免許、3年終了時までに事業用操縦士免許の取得を目標とする。ドクターヘリのパイロットを目指す学生は、医師から救急医療の基礎知識を学んだり、ドクターヘリの現場を見学することもできる。

 
 このコース(定員20名)に入るためには、理工学部航空宇宙工学科(定員65名)の入試に合格することが必須条件。その上で、筆記試験(英語+数学または物理)・面接・適性試験からなる学内選抜試験を突破すること。提出書類として、航空法により義務付けられている航空身体検査の合格診断書が必要となります。学費は、航空宇宙工学科の授業料に加え、訓練実費などが必要になるそうです。
 
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徳島文理大 新型インフルにカテキンが効く? …2009/10/22 讀賣新聞
 緑茶成分のカテキンが、新型インフルエンザウイルスの心臓部に直接作用して増殖を抑えることを徳島文理大学の葛原隆教授(薬学)らが突き止めた。緑茶に抗ウイルス作用があることは知られていたが、仕組みがわかったのは初めて。
 新型やAソ連型などのA型ウイルスは、増殖に不可欠なRNAポリメラーゼという酵素を持ち、人間や豚の細胞中のRNAという物質を切断して新しいウイルスの材料にしている。葛原教授らが、A型ウイルスからこの酵素を取り出し、緑茶に多い5種類のカテキンを一つずつ加えたところ、2種類で酵素が働かなくなった。この2種類のカテキンと、酵素の分子の立体構造をコンピューターで計算し、重ね合わせると、酵素分子の表面にある複雑な形のくぼみに、カテキン分子がすっぽりと入り込むことがわかった。くぼみの中にはRNAを切断する「刃」があるが、カテキンがふたをし、働かなくしていた。

 
 ただし、カテキンは腸で分解されるため、そのまま緑茶を飲むだけでは抗ウイルス効果は弱いそうです。
 また、島村忠勝・昭和大学名誉教授によると、紅茶に含まれるカテキン、テアフラビンは、新型インフルエンザの感染予防効果が確認されており、紅茶でうがいをすることが有効なんだとか。1〜2煎目の紅茶を普段の半分ほどの濃さのぬるま湯程度になるよう薄め、1回100ml程度を用いて、1日数回うがいすると良いそうです。

 
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国際マンガ図書館:世界最大規模、明治大が14年度設立へ …2009/10/23 毎日新聞
  明治大学はマンガやアニメなどサブカルチャー関係の保存施設としては世界最大規模となる「東京国際マンガ図書館(仮称)」を14年度をめどに設立する。収集対象はマンガや雑誌、同人誌、原画のほか、業務用ゲーム機やアニメキャラクター商品など広範囲にわたり、開館時点で200万点を超える見込みという。
 明大出身のマンガ評論家で、毎年8月と12月に都内で行われる世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」を育てた故米沢嘉博氏(06年死去)の14万冊以上の蔵書の提供を受けることになったのを機に、図書館構想が持ち上がった。2年前からは競売などを通じ、大学としても資料の収集を始めた。
 明大の構想では、千代田区のJR御茶ノ水駅周辺に点在する駿河台キャンパス内の既存施設を改修するか、建物を新設するかして、書庫や閲覧室のほか展示室、イベントホールなども備えた図書館にする。今月31日には「米沢嘉博記念図書館」を先行して開館し、一般にも公開する。

 
 今月、民主党が「国営マンガ喫茶」と批判した「国立メディア芸術総合センター」の建設中止が決定したこともあり、明治大は「向こうは器ありきだったが、こちらはまず中身があった。貴重な資料の保存という機能を担いたい」としています。
 「東京国際マンガ図書館」は床面積8500平方メートルを予定。同大関係者以外でも18歳以上で会員登録をすれば利用可能とのことで、利用料金は1日300円/1ヶ月2000円/1年で6000円となるようです。

 

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「浪人生を最優先」…鳥取県、新型インフルワクチンに“受験生枠” …2009/10/23 讀賣新聞
 鳥取県の平井伸治知事は22日の記者会見で、新型インフルエンザ用ワクチンの優先接種の対象として、来年1月の大学入試センター試験の受験生枠を独自に設ける方針を明らかにした。年内にも浪人生を含む約3000人を対象に接種を始める。国が20〜50歳代の健康な医療従事者について、接種回数を2回から1回に減らしたことなどで生じる余剰分を充てる考えだ。
 国が定めている優先順では、中高校生への接種開始は年明けが予想される。平井知事は取材に対し、「それではセンター試験に間に合わない。ニーズを精査すれば受験生向けのワクチン確保は可能。後がないと思っている浪人生こそ最優先したい」と述べた。

 
 鳥取の話か…と思いがちですが、実はこの平井知事、徳島県の飯泉嘉門知事、佐賀県の古川康知事と連名で「受験生を優先接種の対象者に加える」ように厚生労働省に要請したのです。ということは、厚労省がこの要請を受けて方針を変更すれば、現在ワクチン接種の優先対象から外れている全国の浪人生に対しても何らかの動きがある可能性があり、今後の対応に注目です。
 
追記:
 この方針に対し、厚生労働省は「優先接種はリスクの高い人に行なうものであり、優先範囲を都道府県が独自に設定することはできない。受験生については受験機会を確保することで対応してほしい。ワクチン購入は今回の優先対象設定に基づいて契約しているので、従ってほしい」と対応しました。

2009年10月24日

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